花笠人形印

ヤマコン通信 令和5年12月号

 山形では広葉樹の葉は茶色になりましたが、まだまだ落葉していません。

 今年の紅葉は夏が暑過ぎたせいなのか、イチョウ以外の紅葉は綺麗ではありませんでした。桜の葉も赤くなる前に落ちてしまいましたし、中には葉の色が変わる前に葉が茶色に縮れてしまった木もありました。夏の猛暑で、木々も弱っているようです。

 12日に初霜(平年より8日遅い)・初氷(平年より5日遅い)、25日に初雪(平年より9日遅い)が観測されました。まだまだ、高い山がうっすらと雪化粧している程度ですが、昨シーズンもいきなり大雪となったので油断はできません。今シーズンの冬は、気温が平年並みか高め、降水量が平年並みか少なめの予報ですが、どんな冬になるでしょうか。

 ふじりんごの収穫がほぼ終わりました。朝晩の冷え込みでりんごに蜜が入りますが、11月の中旬以降こそ平年並みの気温となりましたが、初旬は気温が高くて農家の方も心配だったと思います。
 山形県産の米の一等米比率は、9月末でつや姫で63%、雪若丸で91.1%、はえぬきで43.2%となって、大幅に落ち込みました。暑さに比較的強い雪若丸の作付を増やしていこうという話もあるようですが、一等米と二等米の違いは見た目が主のようです。食味は変わらないということなので、今年もおいしい山形県産米を食べていただきたいと思います。

 今年は、とても多くの海外の方に山寺を訪れていただきました。山門前に集まっている人たちが全員海外の方なんて事もありました。外国の方が玉こんにゃくを持って写真を撮っている様子なども度々見受けられ、外国の方にも玉こんにゃくが知られてきているようで嬉しくなりました。
 来年の1~2月に冬の山寺で特別拝観やライトアップなどを盛り込んだインバウンド向けツアーが、山形市の企画で行われます。今までは、雪が降れば山寺観光は終わりでお土産屋さんも閉店となっていました。これを機に、冬の山寺観光が賑やかになればと思います。

山・雨呼山(標高906m)ある記
 雨呼山は雨乞いの山と聞いていましたが、山岳信仰修験、回峰修行の山とは知りませんでした。村雲の池、杉大木、龍神の池、祠、尾根を登り風雪に耐えたブナ株立の姿を見るのが好きです。山頂のブナ大木は御神木として見守られてきたのでしょうか。
 雨呼山は信仰の山で、西の出羽三山の山岳信仰修験に対し、東の立石寺~雨呼山~鵜沢山~若松寺と尾根伝いに「奧山駆け」で結ぶ修験の回峰修行の山であったといわれ、人間の知恵でははかりしれない神秘を秘めた山です。また、雨呼山は、水分山(みくりやま)で、頂上から流れ下る水は七つの瀧となり、古くから天童市の生成庄の地域を潤湿してきたことから、雨を乞う山として、村人たちから篤く信仰され崇められてきました。5~6月頃には、山頂付近のブナ林の新緑の美しさを堪能できます。「山形県山岳情報ポータルサイト」より
文 令和5年11月下旬 よしはる

 今月は山形県の山に、「雨呼山」を追加いたしました。

 2年連続でJ1参入プレーオフに進出したモンテディオでしたが、1試合目の清水戦で0-0で敗退となってしまいました。もちろん残念ですが、リーグ開幕直後の8連敗でJ3降格の可能性もあったチームが5位まで順位を上げてくれて楽しませてもらいました。
 来シーズンはJ1昇格を勝ち取ってもらいたいと思います。

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