
くるみとうふ
精進料理の一品といえば、全国的には胡麻とうふですが、山形ではくるみとうふを食べます。
くるみは小さい殻の中に沢山のエネルギーを詰め込んでいます。そのエネルギーの正体は不飽和脂肪酸で、リノール酸を多量に含んでおり、ビタミンEもいっぱいです。
昔は、くるみのほうが胡麻よりも高級な食材で、くるみ餅やくるみゆべしにしたり、野菜のくるみ合えなどでくるみに含まれている脂肪分を摂っていました。くるみの硬い殻を石や金槌で叩いて割り、すり鉢でくるみをすりつぶしていたことを懐かしく思い出される方も多いことでしょう。
そのくるみをふんだんに使って、くるみとうふを仕上げました。